心理学関連書籍レビューサイト

心理学に関する書籍の書評を行っています。

レビュー一覧

臨床心理学

概説書

よくわかる臨床心理学

臨床心理学第17巻第4号―必携保存版 臨床心理学実践ガイド

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発達障害

よくわかる発達障害―LD・ADHD・高機能自閉症・アスペルガー症候群

学習障害―発達的・精神医学的・教育的アプローチ

 

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エビデンス・ベイスト心理療法シリーズ 児童虐待

講座 子ども虐待への新たなケア

 

高次脳機能障害

高次脳機能障害学

 

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WAIS

日本版WAIS-Ⅲの解釈事例と臨床研究

 

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神経心理学的アセスメント・ハンドブック

 

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睡眠障害に対する認知行動療法:行動睡眠医学的アプローチへの招待

認知行動療法

新世代の認知行動療法

エビデンス 臨床心理学 認知行動理論の最前線

 

親面接

心理相談と子育て支援に役立つ親面接入門 

 

研究紹介

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知能検査プロフィールの話

 

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その他

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子ども~若年期における、不確かさへの耐性の無さと不安、心配の関係について

 

精神医学

現代臨床精神医学

 

 

基礎心理学

統計

Rによるやさしい統計学

心理尺度のつくり方

 

神経科学

新・脳の探検〈上〉脳・神経系の基本地図をたどる

大脳皮質と心―認知神経心理学入門

よくわかる脳のしくみ

 

生理心理学

新 生理心理学〈1巻〉生理心理学の基礎

 

学習心理学

行動の基礎

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オペラント心理学入門―行動分析への道

 

認知心理学

脳のメモ帳―ワーキングメモリ

 

発達心理学

よくわかる認知発達とその支援[第2版]

 

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進化心理学入門

 

その他

睡眠心理学

自尊感情革命

 

 

 

入門 問題行動の機能的アセスメント

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よくわかる脳のしくみ

神経科学の一歩目としては最適かもしれない

よくわかる脳のしくみ (図解雑学)

 

 神経科学の入門書。どちらかというと一般向けに書かれたのではないかというくらいイラスト満載だが、内容はコテコテの神経科学であり、入門書としてはかなり質が高い。

 

 1章では脳の構造と働きとして頭蓋骨や硬膜等の外的な保護システムから始まり脳の発生、成長・エネルギー源といった脳全体の話から、大脳・小脳・脳幹各領域における働きについて大まかに説明している。真面目な話だけでなく、男女の認知能力の違い(研究として

 

madoro-m.hatenablog.com

 も参照)や脳の文化差、右脳人間と左脳人間といった、一般受けするトピックも多く紹介されているので、この辺りは好みが分かれそう。ただ基本的な内容はしっかり押さえられている。

 2章では脳と神経としてニューロンやグリアの基本構造や機能といった神経細胞編、各種神経系や脊髄の基本を紹介している神経系編に分けられる。

 3章では五感の感覚の基本が紹介されている。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・痛覚・温冷感覚と、全体を通して詳細に述べられている印象である。

 4章では脳と記憶として、いわゆる認知神経科学領域における記憶研究で得られた知見が紹介されている。

 5章では脳と睡眠として、睡眠と夢に関するトピックが紹介されている。興味があるものは

 

madoro-m.hatenablog.com

 

も参照するとよいだろう。

 6章では脳と心として、感情・評価・性的欲求。ストレス・薬物といったトピックから脳の働きを紹介している。

 7章では脳と老化という観点から、脳において老化がもたらす影響や認知症脳卒中・老化防止というトピックがまとめられている。

 

 ここまで紹介したように、多彩な内容が取り上げられている一方で神経科学を学ぶ上で重要な基礎知識もまんべんなく取り上げられている良著である。欠点は、一つ一つの内容・トピックの紹介が浅い点であるが、本書に求めるのはお門違いという者であろう。学部生はもちろんのこと、今まで神経科学領域の勉強をさぼってきた臨床心理士も読んで損は無い。

 

おすすめ度:85点

対象者:大学生・大学院生・臨床心理士(入門書)

 

よくわかる脳のしくみ (図解雑学)

よくわかる脳のしくみ (図解雑学)

 

著者: 

福永 篤志 (監修)

 

目次:

第1章 脳の構造とはたらき
第2章 脳と神経
第3章 脳と感覚
第4章 脳と記憶
第5章 脳と睡眠
第6章 脳と心
第7章 脳の老化と鍛錬

 

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