心理学関連書籍レビューサイト

心理学に関する書籍の書評を行っています。

臨床心理学

セラピストのためのエクスポージャー療法ガイドブック:その実践とCBT、DBT、ACTへの統合

大変良い本だが、各療法との融合部や各障害における使用法は浅く広くで終わってしまった感じ。

PTSDの持続エクスポージャー療法―トラウマ体験の情動処理のために

PTSDの持続エクスポージャーを行う人は必ず持っているだろう。これから学びたい人も是非。

やさしくわかる! 愛着障害―理解を深め、支援の基本を押さえる

愛着障害の基本を知るには良い一冊であろう。

場面緘黙の支援の最前線

場面緘黙を理解するためには読んだ方が良い。どのような目的で読むにしても満足できる。ただし紹介されている内容がややマイナーな部分が多い。

臨床児童心理学

良い本だが文献リストとして使うのが一番かも

学校でフル活用する認知行動療法

柔らかい語り口。SCなどだけでなく、子どもを対象に認知行動療法を行う者は是非。

エッセンシャルズ WISC-IVによる心理アセスメント

WISCやる人は100回読むように

はじめてまなぶ行動療法

個人的2017年No.1名著。

精神疾患の脳科学講義

精神疾患と神経科学に関する超絶名著。臨床家、特に病院系で勤務している人は全員読みましょう。 統合失調症を中心とした精神疾患と神経科学の解説書。現在の研究知見から、各障害の神経メカニズムが平易に論じられている。特に本の半分を費やしている統合失…

プロカウンセラーの共感の技術

マインドフルネスと共感の違いを考えさせられる

心理相談と子育て支援に役立つ親面接入門

正しさや流派は別にして、何を考えて面接をやっているかを知ることができる機会は、本では貴重だと思う。

講座 子ども虐待への新たなケア

良い本だし一度は読んでおくべきだとは思うけど、物足りなさも感じる

エビデンス・ベイスト心理療法シリーズ 児童虐待

やはりこのシリーズは物足りなさしか残らない

子どもの心理臨床

古いがよくまとまっている。そしてユング・箱庭の説明はさすが。

学習障害―発達的・精神医学的・教育的アプローチ

「日本の」学習障害に関する知識・情報はこの一冊で良さそう

臨床心理アセスメントハンドブック

出版されてから10年近く経ちますが、ここに書かれている警鐘のほとんどは現状変わっていないですね・・・

臨床心理学キーワード [補訂版]

テストや入試対策本としては良い

子ども~若年期における、不確かさへの耐性の無さと不安、心配の関係について

本日は、不確かさへの耐性の無さ(Intolerance of Uncertainty、以下IU)と不安、心配の関係性に関するメタ分析論文がacceptされて早期公開されているようなので、取り上げてみたいと思います。紹介されている論文で引用されているIUの定義を抜き出すと「明…

新世代の認知行動療法

著者: 熊野宏昭 (著) 目次: 第1章 認知行動療法の多様性とその変遷第2章 新世代の認知行動療法に共通するもの第3章 本来のマインドフルネスとはどのようなものか第4章 マインドフルネスはどのようにして実践するか第5章 マインドフルネスストレス低減…

よくわかる発達障害―LD・ADHD・高機能自閉症・アスペルガー症候群

著者: 小野 次朗 (編集), 藤田 継道 (編集), 上野 一彦 (編集) 目次: 1 発達障害の理解の手助けとなる基本的な事項2 特別支援教育の理念とシステム3 LD(学習障害)4 ADHD(注意欠陥多動性障害)5 広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)6 アセスメントのための心…

高次脳機能障害学

著者: 第1章 高次脳機能障害の診療―基礎知識第2章 失語・失読・失書第3章 失行、行為・行動の障害第4章 失認と関連症状第5章 半側空間無視・病態失認・視空間性障害第6章 記憶障害・痴呆第7章 遂行機能障害・せん妄―高次脳機能の統合・利用障害 目次: 石合…

認知行動療法

著者: 坂野 雄二 (著) 目次: 第1章 なぜ認知が問題となるか第2章 何が認知行動療法の発展を引き起こしたか第3章 認知とは何か第4章 認知をどのように評価するか第5章 セルフ・エフィカシーと行動変容第6章 原因帰属の型と行動変容第7章 うつ病の認知療法第…

睡眠障害に対する認知行動療法:行動睡眠医学的アプローチへの招待

著者: マイケル・L・ペルリス (編集), マーク・S・アロイア (編集), ブレット・R・クーン (編集), 岡島 義 (翻訳), 福田 一彦 (翻訳) 目次: 1章 不眠症の行動睡眠医学的介入プロトコル 2章 睡眠制限療法 3章 刺激制御療法 4章 睡眠衛生 5章 不眠に対するリ…

認知行動療法実践ガイド:基礎から応用まで 第2版 -ジュディス・ベックの認知行動療法テキスト‐

著者: ジュディス・S・ベック (著), 伊藤 絵美 (翻訳), 神村 栄一 (翻訳), 藤澤 大介 (翻訳) 目次: 第1章 認知行動療法入門 第2章 治療の流れ 第3章 認知的概念化 第4章 インテークセッション 第5章 初回セッションの構造 第6章 行動活性化 第7章 第2セッ…

認知療法―精神療法の新しい発展

著者: アーロン.T.ベック (著), 大野 裕 (翻訳) 目次: 序文 第1章 常識とその彼岸患者のジレンマ/意識と常識/常識が失敗に終わるとき/常識を越えて:認知療法 第2章 内的コミュニケーションを求めて隠されたメッセージ/自動思考の発見/自動思考の質/自己観…

臨床心理学第17巻第4号―必携保存版 臨床心理学実践ガイド

筆者 岩壁 茂 (編さん), 「臨床心理学」編集委員会 (編さん) 目次 巻頭言 100号発刊に際して―村瀬嘉代子序 文 100号記念特集号の読み方・使い方―岩壁 茂アセスメント/インテークアセスメント( 診断・分類)―黒木俊秀アセスメント( 知能検査)―鉄島清毅アセスメ…

神経心理学的アセスメント・ハンドブック

著者 小海 宏之 目次 はじめに第1章 神経心理学的アセスメント概論第2章 脳科学概論第3章 利き手検査第4章 全般的知的機能検査第5章 前向性記憶機能検査第6章 行動記憶検査第7章 逆向性記憶機能検査第8章 注意・集中機能検査第9章 視空間認知機能検査第10章 …

心理アセスメントレポートの書き方

著者 エリザベス・O. リヒテンバーガー (著), ネイディーン・L. カウフマン (著), アラン・S. カウフマン (著), ナンシー マザー (著), Elizabeth O. Lichtenberger (原著), Alan S. Kaufman (原著), Nadeen L. Kaufman (原著), Nancy Mather (原著), 上野 …

よくわかる臨床心理学

筆者 下山 晴彦 (編集) 目次 臨床心理学とは何か1・構造と歴史臨床心理学とは何か2・基本理論問題を理解する(アセスメント)1・目的と方法問題を理解する(アセスメント)2・データの収集技法問題を理解する(アセスメント)3・データの分析技法問題を理解する(ア…

日本版WAIS-Ⅲの解釈事例と臨床研究

筆者 藤田 和弘 (著, 編集), 大六 一志 (編集), 山中 克夫 (編集), 前川 久男 (編集) 目次 第1部 WAIS‐3の理論的背景とアセスメントの進め方(WAISの変遷と理論的背景WAIS‐3の検査結果を解釈する手順WAIS‐3によるアセスメントレポートの書き方) 第2部 WAIS‐3…